THE FROGMAN SHOW

鷹の爪の原点

蛙男商会、そしてFROGMANの原点というべきモノはどこなのだろうという話をしていきます。それこそ元々は全く期待していない、尺を詰めるだけの番組としか見られていなかったかもしれません。それが後に劇場作品を7本、テレビシリーズを計5本、さらにOVAなども合わせると20作品以上も鷹の爪シリーズを展開していることを考えると、どんなところから始まったのだろうということも気になるところです。ただ本当に鷹の爪という作品は、ある特定の一部の人間なら必ず見るという時間帯の放送だったので、万人向けではなかった作品だったのです。

テレビ朝日系列の2007年4月毎週水曜26時40分から始まる『THE FROGMAN SHOW』という番組、これが全ての始まりだったのです。時間帯からしてどう考えても普通の、働いている社会人の人々は翌日の仕事に備えて休眠していなければいけない時間帯です。知っているのは暇な学生か、それか自宅警備員という自称を持っている人達だけでしょう。

しかしそんな時間帯だからこそだったのかもしれない、斬新なタッチと内容、そしてそのコミカルでどこかシュールな作風が受けて、どこぞのカルト教団も真っ青なくらい信者を作り出していったのです。思惑などは知るところではありませんが、テレビ局側としては全く期待していなかったところでしょう、悲しいことですがそれこそ単純に番組と番組を繋ぎ合わせるだけのものとして見ていた事は確実と見ていいかもしれません。

ところがどっこい、まさかコレほどまでに経済効果をもたらすほどの番組へと昇華するなど、製作している側としても放送している局としても、また見ている我々としても誰がそのことを理解できたのでしょう。予想することさえ出来ないようなこんな展開、驚きですね。

この番組そのものは1クールで放送終了となってしまいましたが、その後の展開として考えても手放してしまったのは何故だろうと疑問に思えてしまうところです。色々と合ったのかもしれません、というのもその原因と考えられるようなことが実際に起こっているからです。

毎日放送との結びつきが朝日放送を怒らせた?

蛙男商会とFROGMANとしての作品製作が行われていく中、さらに鷹の爪を始めとした番組がヒットをして行く中で朝日放送系列とも懇意な中になりつつあったが、その先に暗雲を立ち込めるような展開があったのです。それは作品を製作して行く中で、政策委員会としても加入して協力関係を築いてた毎日放送系列のMBSとも非常に親しい間柄になっていったのです。その証拠として、2009年に放送された『秘密結社鷹の爪 カウントダウン』については朝日放送系列、テレビ朝日での放送となっているのだが、MBSが製作委員会に参加していることもあって毎日放送系列にて放送する、といったことを34年ぶりという展開を見せたのです。

MBSとしては売れるメディア放送を獲得したと見て良いと思いますが、コレに対して朝日放送としてはあまりよろしく思わないところがあるかもしれませんね。あくまで憶測ですが、その後の事を考えてもやはり製作そのものから関係しているMBSに軍配が上がったと見なしていいかもしれません。

そうした流れがある中で、なんと最終的にあのNHKのEテレにて放送をするというところまで鷹の爪は進化することになったのです。まさかのNHK進出、誰がここまで人気を獲得することが出来るだろうと予測することが出来たのか。そしてNHKとしてはこの作品を放送して本当に良いと思っているのだろうかと、疑問に思うところです。放送してしまえば後はもう勝ったもん勝ちなのかもしれないテレビ業界、、もしかしたら鷹の爪という作品はヒットする為に生まれてきた作品なのかもしれません。

その後も様々な媒体とコラボ

THE FROGMAN SHOWから始まったメディア展開ですが、その後鷹の爪は様々な媒体の広告に参加することになります。CMです、コレにキャラクターが採用されるだけでどれだけの経済的利益を上げることができるのでしょう。もはや国民的作品になりつつあると感じますが、やっている事はアニメと何ら変わらない、とにかく面白みを重視した内容となっています。

CMはとにかくインパクトの強いものを意識します、中には総統や吉田くんが女装をして告白の話をしているという、一体誰がこんなのを見て得をするのだろうと感じる人もいたことでしょう。でも面白蹴ればよし、商品宣伝という意味で印象を強く残すことが出来るだけでも大きな効力を持ちます。そして作中アレだけ顔出しをしない吉田くんが、CMでは惜しげもなく公開しているというところも気になるところです。

最初こそ深夜の、みる人が本当に限られている時間帯の放送から始まった鷹の爪を始めとした蛙男商会の作品ですが、ここまで売れるようになるなど当時から見ていた人も知る由な展開ではなかったことだけは確かだと思います。