蛙男商会

鷹の爪を製作した企業と、生みの親について

物凄くユニークかつ、どこか現実感漂うなんとも言えない作品を多くこの世に送り出している鷹の爪の内容に、どこか哀愁漂うものを感じつつ笑い転げている人もいるでしょう。現実では笑う事の出来ないことでも、こうしたコメディ系の作品であるなら面白おかしく出来るのも、ある意味ではメディアの力というものなのかもしれません。そんな鷹の爪を製作し、あっという間に注目を集めることになった製作会社という物にも、焦点を当ててみることにしましょう。

鷹の爪を製作した企業は『蛙男商会』という企業になります。なんでしょうか、企業名からしてすでにシュールなものとなっています。企業名については基本的に自由で、大幅な頭などがなければ基本的に申請は通るものとなっていますが、この名前を採用している会社がほかにあるのだろうかと考えたらまずないでしょう。そういう意味においても勝っているのかも知れません。こういっては何ですが明らかにそこまで有名ではなかった企業が、あっという間に鷹の爪を始めとしたそのほかのショートアニメ作品を世に送り出したことによって、劇場アニメ作品を創るまでになりました。予算という面を劇中で残り幾ら、といったようなリアルな懐事情をむき出しにしているようなところもこの商会だからこそ出来ることなのかもしれません。本来ならそんな細かいところを見ている人達に公開するような企業というものはないため、プライベートの人達もしみじみと裏側を垣間見てしまって何だか切なくなってしまうと感じる人も居るかもしれません。

ではそんな蛙男商会の軌跡、探ってみましょう。

元々実写コンテンツを中心とした製作会社だった

蛙男商会は元々実写コンテンツを中心とした映像製作ブランドとして立ち上げられたモノで、最初から鷹の爪を始めとしたショートアニメコンテンツを展開していたものではなかったのです。活動を続けていく中でWEBアニメーション製作を始めたことによって、後に続く鷹の爪を中心としたシュールな作品を数多くこの世に放つこととなります。当初こそ蛙男商会は株式会社として設立していましたが、その後株式会社という形態を取りやめて、『株式会社DLE』にて1つのブランドとして現在も活動を続けています。

アニメ作品の特徴としてはコメディはもちろん、グロテスクなものやパロディ、さらには風刺やホラーといった様々なジャンルの作品にチャンレンジしているところが何よりも特徴的かもしれません。鷹の爪もそうしたどこか現実に存在している作品になぞらえている、そんな風潮を思わせることがあります。時々、面白い展開を期待していると思って見ているといきなり見る人によってはちょっときついと思う場面も突如として、暴力的に画面に出てくることもあるので行き着く暇もない取った感じです。

そんな蛙男商会が放った作品としては、主に次のようなものがあります。

  • 菅井君と家族石
  • 古墳GALのコフィーシリーズ
  • 秘密結社鷹の爪シリーズ
  • 土管くんシリーズ
  • ピューと吹く!ジャガー
  • 京浜家族
  • 働け!吉田くん
  • ユルアニ
  • ルパンしゃんしぇい

主に有名タイトルとしては上記がこの蛙男商会きっての作品であると筆者個人は考えている。こうしたアニメーション活動を行なっていたことによって、確実にその名と実力を遺憾なく発揮していることが良く伺えます。DLEという企業の中にある一ブランドとして現在でも活動を続けていますが、今後としても鷹の爪を始めとした作品を世に送り出してもらいたいところです。

立役者を紹介しないことには始まらない

そして蛙男商会のことを話すとしたら、この方の存在を置き去りにして進めるわけには行かないでしょう。この蛙男商会のアニメーションの特徴としては、制作から声優まですべて一人で担当しているという特徴がある中、鷹の爪をすでに8年という長い時間まで続編を継続させることに成功に導くことに成功した縁の下の力持ち、『FROGMAN』さんについて触れなければいけません。

本当に一人でやっているというところが何よりも外せない点ですが、鷹の爪などが始まった当初から継続して独自に制作して放送を続けていくことを維持しています。とはいえ鷹の爪が異常なまでの人気を獲得してしまったことによって、それまでは島根県で知り合った女性と結婚して居を構えていましたが、現在では島根県に住んでいては不便だということで東京に戻ってくるといった多忙振りを見せているなど、この作品が蛙男商会という名前を押し出すことに成功した何よりの立役者としての顔が特に強いです。

声優なども全て担当しているということですが、それも本当となっています。ただプロの声優さんというわけではなかったので最初こそ全ての声が同じように聞こえていましたが、後にキャラ事に声色を使い分けるというスキルを身につけるなど目覚しい技術を開発することに成功したのです。

今では鷹の爪は彼なくしては成立しないとまで考えてもいいほどの作品として、確かな地位と名声を手に入れています。慢心といったことに浸らないように、今後も面白くそしてユニークに、世の中のありとあらゆる矛盾を面白おかしく弄っていくような作品を生み出して欲しい、そんな風に思います。